井戸が眠る

なすくんが笑ってるから今日も五億の星が笑って見える

きみはきみのままでいて〜♪

 

※前置き:夢見てるというかもう半分夢の中です

 

 

なすくんを見ていると、愛おしいってこういうことなのか、と心から思う。

締め付けられるようでどこか苦しいのに、溢れ出して止まらない、そんな感情。愛情を感じたことも、その対象も、今までの人生の中で何度もある。なすくんに抱く感情だけが私のこの人生の中でイレギュラーで特別で、と言われるときっとそんなことはないだろう。

けれど、なすくんを知る度に、自分の心の動き方を知る。震えたことのなかった場所が震えている、そんな気分になる。こんな気持ちが、こんな溢れ方があったのかと、二十数年生きてきて知らなかった心の場所に気付くのだ。

本当にまあこじらせにこじらせている女なので、なすくんのことを割と本気で宇宙だと思っているし、人類の愛が何なのかなんて全く知らないが少なくとも私の愛のかたちを具現化したらなすくんになるのだと思う。

 

「お仕事を頑張っている女性はかっこいいと思います」

 

私の大好きな那須くんの言葉だ。

(ちなみに多分もう役とかじゃない限り二度としないだろうこの時の那須くんのぱっつん前髪おかっぱ状態が私は那須くん髪型ランキングでトップに入るくらい好きだ)

(私はなすくんのサラストが死ぬほど好きなのでサラストにし始めるきっかけになってくれた平野紫耀さんには勝手にとてつもなく感謝しているという近況)

 

僕も苦手な英語を頑張れたから、一生懸命やればきっと報われる!応援してます!そう告げた那須くん。

その文章を初めて見た時は単に、大好きななすくんが憂鬱な仕事を応援してくれることが嬉しくて、ananという読者層を考えた発言をきちんとする賢さにも満足して、ただただ嬉しく思っていた。

しかしそれから、辛くなる度に、ふとこの言葉が沁みるのだ。頑張ろうって、思えるのだ。そういうのを私はすぐ「星の言葉」と呼んでしまうのだけれど、なすくんの言葉は私にとってなんでも星だがこれは特に私の胸にキラキラ輝いては私が躓いた時に思い出したように煌めいてそっと照らしてくれる。

そして、なすくんのことを知れば知るほど思うのだ。なすくんの「頑張れ」の、その強さを。中身の豊かさ、真摯さを。

努力をすれば報われる。そんな甘い世界ではない。それを私たちはもう知りすぎている。大人になれば、なるほど。

ましてやアイドルというこの世界は、なおさらそうだろう。努力して報われるためのその「努力」とはあまりにも苦しく、それだけの努力を重ねても、才能権力タイミング、それだけではない言葉にできない色々なものにたやすく潰されていく、そんな世界。

 

私は初めてなすくんを知った時、結構な人がそうであるように、学歴のイメージが先行していた。その学歴にふさわしく彼はとても利口そうでクールな顔をしていて、良くも悪くも「真面目で固く」、丁寧だがとてつもなく不器用な、そんなダンスを踊っていた。ある意味彼は何もかもイメージ通りな、男の子だった。

もちろん、才能だけで成り立つ学校じゃないから、努力をしているだろうとは思っていた。早起きして勉強をしているのも、凄いと思っていた。けれども私が見つけた時もう彼は選ばれ始めていて、その選ばれた光を持っていて、だからこそ尚更その学力さえも生まれ持った、いわば恵まれた星のように感じていた。

 

けれど、私が思っている何倍も、彼は努力を重ねる人だった。練習を何度もする真面目さは、負けず嫌いから来ていることを知っていった。賢そうに見える固さは緊張から来ていることも、中々先輩と絡まない生真面目な態度は、自分から言えないだけで本当は構ってもらいたいと思っていることも、クールにすましてそうでいて、上に行きたいと熱く熱く思っていることを知った。知れば知るほど、彼の努力を実感していった。

 

思っていたより何倍もなすくんは努力の人で、そして熱い男の子で、年相応の男の子で、ちょっとずれていて面白さ満点の、無限大な男の子で。器用そうだと思った彼に対して、いつしか私は「器用貧乏だなあ、誤解されやすいなあ、もったいないなあ」なんて思ってしまうこともあるほどに変わっていった。

 

私はWゆうとがとてつもなく好きなのだけれど、それはなすくんがくしゃりと笑うあの笑みを、初めて見たときの気持ちを忘れられないからだろうな、とたまに思う。

ゆうとくんと目を合わせて、ふざけあう時のあの楽しそうな表情。

私が通い始めた時のなすくんは、仲間同士で笑い合う時や特に龍我くんと目があってふにゃあ、とすることはあるものの、まだまだ初日付近は固く真面目だったので、生真面目なダンスをするなすくんがゆうとくんとノリノリにふざける時の姿を見て「ああこれが素のなすくんなんだ」と思った。ほどけていくように、嬉しそうな楽しそうな顔をしているなすくんが、とてつもなく好きだと思った。中々仲間内での「いじられ役で面白い」姿を見せてくれないなすくんの、本物を少しだけ見られたような気がして嬉しかった。

まあそれでいて先輩後輩関係がきちんとしているところとか、もちろんあの野球大会とか、好きな理由はたくさんあるのですが脱線するので省略します(ちなみにらじらー聞いてメール嬉しそうにするなすくんってめちゃくちゃ可愛いよねなすくんって本当にゆうとくんのことが好きなの大納得だしいつまでも自分が女だったらゆうとくんとデートしたいと思ってるなすくんでいてください)

 

自慢できるところは努力、自分の好きなところは努力できるところ、頑張って輝いて人を幸せにしたい、大切な人を守れる男になりたい、「信じてついてきて」

そう言ってくれるなすくんが、口癖は「頑張らないと」だと言った時、正直ちょっとだけ胸が痛んだ。

ああエゴサしてるだろうな気にしてるんだなあとか、賢いから分かってるそうだなとか、自己評価低いなとか、そんなことを思う度に、なすくんが考え過ぎていないか、無理していないか、勝手に心配になっていた。本当に、心配したってどうしようもないのだけれど。

けれど、なすくんは頑張っていた。それでも、頑張っていた。ステージが楽しい、今が楽しい、この6人が好き、何度も何度も言ってくれた。

努力を続けられるなすくんは本当に凄い子だと、思った。思い続けていた。

 

そして、有難いことに、なすくんはどんどん前へ進んでいった。

帝国劇場でなすくんが静かにセンターに現れて、光のはしごに照らされた時の気持ちを、まだ上手く言えない。心臓が跳ねた。何千人もの人の前に心を剥き出しにされるその演出になすくんが選ばれたことに、私は嬉しさだとか尊さだとかの前に、正直言いようのない焦りを感じていた。一生懸命言葉を紡ぐなすくんは、綺麗で、それでいて、たどたどしかった。たった一人で立つなすくんは、相変わらず細い体をしていた。

しかし、そんな心配をする間も無くステージから消えた。これに関しては正直私は全くもって焦りはなかったのだけれど、でも、

 

そんな時に、櫻井翔くんへのメッセージを読んだ。

「けっこうキツイです」「どうやって乗り越えましたか?」

 

本当に、本当に勝手なのだけれど、その時初めて足元が崩れていくような気がしたのだ。そこでもなすくんはそれでも頑張る!と言っていたけれど、短所だとか欠点だとかまだまだ頑張らないといけないところ、そんな言葉はたくさん見ていたが、それは私が初めて見た、那須くんの正直な「辛さ」だった。

当たり前だった。分かっていたはずだった。勉学と両立して、夏祭りや文化祭、思い出話にたくさんでてきた友達と過ごしていた楽しい時間を、大好きな運動をする時間を消費して、特別な世界に立つこと。その難しさ。辛くないはずがなかった。

私はその時改めて、なすくんが削っているものの大きさを知った。憧れの人にあてた、たった15歳の男の子の悩みが、そこにあった。

私が大好きになった、器用そうで不器用な男の子は、ほんの少し前まで普通に暮らしていた普通の、本当に普通の、呼吸をしている生きた男の子なのだ。

選んだものの宿命だとか、それが辛いなら辞めろだとか、そんなこと言われるのも分かる。けれど、私にとって、頑張る!負けない!とたくさん教えてくれたなすくんの吐いたこの小さな「弱音」は、とても大きなものだった。

そしてそのタイミングでなすくんは「多分学業」を理由として舞台を休んだ。

 

その後のことは散々ブログで書いたので書かないけれど、私はなすくんの「努力」の重さを改めて知ったのだ。努力をしたことで報われてきたなすくんは、今努力だけでは報われない世界にいる。それでも、なすくんは努力をやめない。そして努力だけでは報われないこの世界で、(もちろん今ここにいられているのはきっと努力だけではない色々な運があるけれど)なすくんは努力で立ち向かい続けているのだ。悔しくても努力して前に進みたい、そう言えるなすくんは強い。

 

なすくんの人生は、まさに「努力」でできている。

だから、なすくんは人に頑張れが言える人だ。私はそんなところが大好きで、もしかしてなすくんの一番好きなところはそこなのかもしれないとさえ思う。

一見、なすくんのような頭も良く顔も良くそこそこに推されている人が言う「僕もできたから頑張れ」は、いやいやいや何を言うんだと思われてしまいがちだ。確かに少なくともわたしにはなすくんのように恵まれた容姿はないし、毎日予習復習を電車でもして5時に起きることなどできない。

けれど、なすくんのストイックな頑張りは、なすくんの人生が培ってきたものだ。何も頑張ってこなかったら、今こんなにも頑張るなすくんはきっといない。人に頑張れと言えるなすくんもきっといない。頑張って頑張って、だからこそ手に入れた「努力への自信」。これって凄いことだ、尊いものだと思う。誰でも手に入るものじゃない、なすくんだからこそ持てた長所であり確かな武器だ。

 

私は、龍我くんの頑張っている姿をあんまり言わない姿勢もとても好きだ。アイドルらしいし、男の子らしいし、素直にかっこいいと思う。そうして努力をあけすけにせずに頑張っていく彼は、味方でいるよと、いつでも笑顔でそばにいるよと言ってくれる彼は、優しくてとっても素敵な眩しい男の子だ。

そして、それに比べてなすくんは、頑張る過程を言う男の子だと思う。それは見せつけているとか頑張ってるアピールとかではなくて、いつもそうしてなすくんは「だから君も頑張って」と言う。自分の努力の姿を、その過程を根拠に、応援をしてくれる。そこがまた理論的な彼らしくもあり、違いが楽しめるなすりゅの魅力でもある。

そして、頑張っている過程は言えど弱音はあまり吐かないそんな那須くんが、生真面目な顔をして影で努力してる人だとしたら、浮所くんは明るくお茶目な笑顔の裏で努力をめちゃくちゃに重ねる人なので、その似た者同士であり正反対な姿も最高だし浮所くんのそんな努力を好いている那須くんもああらしいなあ、と思う。

ダンスレッスンで厳しく言われながらも努力している金指くんに対して「金指は大丈夫」と彼を信頼するように言い切っていたなすくんも好きだし、いやもうこれは長くなるのでやめます。

 

とにもかくにも、だから、なすくんは、いつだって人に「頑張れ」を伝える。まっすぐに。身勝手でも上からでもなく、努力は報われるから、僕がついてるから、頑張ってと何度も伝えてくれる。

過去の自分に宛てた手紙の「頑張れ」

ドラマに挑む龍我くんに宛てた「頑張れ」

そんななすくんの頑張れが、わたしは大好きだ。心のこもった、頑張れ。だから私は、なすくんの言ってくれた「一生懸命やればきっと報われる」と言う言葉を、そんな甘くない世の中を知ってさえなお、信じている。信じさせてくれる、進む足の力をくれる、なすくんは本当に星だ。

 

なすくんは、憧れの人に答えを貰い、色々な刺激を貰い、ステージを愛してくれたなすくんは、今どれくらい辛いのだろうか。何を我慢して、何を苦しんで、それでも「頑張らないと」と言い続けてくれているのだろうか。

心配な気持ちは、もちろん今もずっとある。むしろ私は心の弱いオタクなのですぐに心配ばかりしてしまう。それでも、なすくんが「頑張らないと」と言うその口癖は、初めて聞いた時よりももっと前向きな言葉に今は感じられる。

なすくんが貪欲に上を見続ける限り、私もなすくんの夢を信じている。

 

ステージを見つめるたびに、ああ、と相変わらずどこか祈るような気持ちで思う。

この気持ちに保存液をかけさせて。失わないで。奪われないで。何年、何十年経っても、この衝動を忘れたくない。ちっぽけな私をこんなにも救った、この輝いているけれど確かにただの一人のアイドルに過ぎない男の子のこと、抱いた感情の波や見えた光、信じようと思った気持ち、全てを。

割と平凡に生きているので、なすくんがいなかったら自殺していたとか、なすくんがいなかったらこの世に光一つなかったとか、そんなことはない。なすくんを知らなかった私は、きっと普通に友達や恋人と楽しみ、家族を慈しみ、仕事を頑張った金曜の酒を楽しんだり、上手く巻けた卵焼きに気分を良くしたりして良い人生を歩めている。けれど、なすくんがいたから、それがもっと楽しかった。もっと幸せだった。もっと夜空が輝いて、もっと世界がきらめいて、もっともっと嬉しいことで溢れた。それって物凄いことだ。人にとってはちっぽけで、時に痛々しくて「どうしよもなく」て「やばすぎ」て、それでも(人に言うことがほとんどないので)誰にも知られていない私のこの好きが、たしかに私をめちゃくちゃに救っている。

 

「6人で」

なすくんは、それをよく口にする。この6人で煌めきたいと、6人で頑張りたいと、大切で、大事にしたいと。守りたいと。本当に出会えて良かったと。

前も言ったけれどなすくんは仲間意識が本当に強い。なすくんのそんなところが好きだ。

 

けれど、「龍我がいないと全部壊れちゃいそう」と言ったなすくんが、メンバーが宝物だと言ったなすくんが、「6人のことは仕事仲間だと思い始めた」と言ったこの前の記事を、私は胸が締め付けられるくらいなんだかさみしく、

はならなかった。

 

むしろ嬉しかった。だって大切な宝物だと言う気持ちは、進みたい気持ちは変わってないと分かっているし、その上でなすくんは「一緒にいるだけじゃだめ、自分もがんばらなくちゃ」と言ったのだ。本当に、強くなったな、こうしてもっと強くなっていくんだなと思った。

初めてのシンメに諦めかけた運命を変えられて、初めてのグループ、共闘者を得たなすくんは、それがなければきっと今の自分はいない、それがなければ自分はここで輝けていない、そう思っている印象がずっとあった。グループを引っ張らなきゃ、まとめなきゃ、守りたい、そうガチガチに思ってるなあと感じる時期もあった(今もそうなのかもしれないけど)

きっとそれも間違いではないけれど、それでも、今のなすくんは、前よりもずっとなすくん自身の足で立っているような気がした。元々負けず嫌いで、向上心があって、バチバチするほど好きだったけれど、それでも、龍我大好きbotでも、グループのためにできることを考える自分でもなく、「自分ももっと上に行かなきゃ」と強く思う、一人の意志を持った強い男の子に感じた。本当に龍我くんはなすくんをどんどん輝かせてくれる運命の男の子だと、改めて思った。

 

これからも頑張り続けるなすくんは、同じように頑張る人のことを「かっこいい」と言ってくれるのだろうな、と思う。

なすくんは人の努力を見つけられる人だ。

誰も褒めてくれなくなっていく大人の世界で、「頑張ってるね」を見つけてくれる、そんな気になる。「がんばらなくていいんだよ」が優しい言葉になる世界で、それでも「頑張れ」を言える、そんななすくんのことが、本当に眩しくて愛おしい。どうかなすくんがいつまでも、頑張れる世界であってほしい。

壁にぶつかる度にそれでも負けじと進んでいくその姿が、どうか粗雑に潰されることがないように。何の力もない私は今日も祈るように思っている。

 

十年後、今のなすくんになすくんが手紙を書くとしたら、やっぱり真っ直ぐに「頑張れ」と言うんじゃないかなあと思う。

「報われるから頑張れ」と、過去の自分を大切に思って、なすくんがきちんとそう言える未来を願っている。

 

なんか終わり方がわからなくなったので「翔くんとご飯いいな〜僕も行ってみたいな〜」って思ってた頃のなすくんでも貼っておこう。

f:id:hsnojsm:20181024204808j:image

あ〜〜〜!!!!!死ぬほどかわいい〜〜〜!!!!あどけねえ〜!!!愛しい〜〜!!!!!生きる!!!よし!!投票してこよ!!!!!