井戸が眠る

なすくんが笑ってるから今日も五億の星が笑って見える

星を撒く人


初めて高いタワーに登って街がつくる灯りを見た時、あの光が全部生きてるんだってびっくりしたのをまだ覚えている。人の命が消えたら星になるのかならないのか知らないけれど、確かに生きることは光ることなのだと思った。
初めてコンサートに行った時、暗くなった瞬間に一気に際立った色とりどりの光を見て、宇宙みたいだってびっくりしたのをまだ覚えている。その好きがどんな喜びや期待や少しの憎しみや嫉妬を抱えているのか私は知らないけれど、でも確かに好きは光るものなのだと知った。

スーパーキラキラアイドルを目指す星の男の子を好きになって、生まれてきてくれたことを心の底から愛しく喜ぶ、そんな誕生日を気が付けば何度も迎えている。20歳になった時、私自身は何も変わらないしあの子だって0時のその瞬間変わるわけでもないのに、何故だかそわそわしてたまらなかった。でも、20歳は大人の顔が急に差してくるのに、21歳と聞くとまだあどけない気がするからなんだか不思議ですよね。21歳。大人だけど子どもで、愛しくてかわいい。
過去もきちんと積み重なって、でもその先の未来にもなんだってどんな道だって残っているそんな21歳。

何度でも言うけれど私にとってのなすくんは星だ。ただの類友かもしれないですが私の周りもなすくんを星のように月のように思っている人が多いし、美 少年を、好きなアイドルのことを星座みたいに見上げている人が多い気がする。
なすくんは光る星のような男の子で、今だって眩しいのに、さらに一番大きく光ろうとしている強くてかっこいい男の子。
その星の燃料は生まれ持った輝きとか顔立ちとかはもちろんだけど、なすくんが必死で培った勉強、練習、犠牲(って言い方は本当に好きじゃないんだけれど)にした学生らしい遊びや家族との時間、そんなものを全部くべるように燃やしてなすくんは光っている。好きな作品に自分の全てを燃やしてでも何度でも生まれ変わって舞台に立ち続ける女の子の話があって、それを観るたびに私は私たちファンだって何だって燃料にして燃やしてくれて良いから光り続けてほしい、なんて勝手な望みをなすくんに対して抱き続けている。
色んなものを燃やして、なすくんは光る。綺麗な綺麗な青い炎は、この世界から見ると冷静沈着で賢く見える目に優しい柔らかな光で、宇宙から見れば青い星は熱い熱い色の証なんだからどれも本当になすくんにぴったりだなと思う。

思い出は、綺麗なものだけでできてない。
でも振り返れば全部キラキラして見えるのは、なすくんが道に星を撒いたからだ。
なすくんを見つめた帰り道、胸に炎の名残を感じて熱いくらいにほわほわとして帰るのは、なすくんが星を撒いたから。生きることは光ることだから、私たちは誰だって星を撒く人だけれど、なすくんは、美 少年は、世界中に星を撒ける人だ。
その時間その空間だけじゃなくて、会ってその笑顔を見た瞬間にもう、明日から一人ずつで生きる私たちの未来ごと星をかけてくれる人。何度へこたれてもあの時撒かれた星を頼りに、私たちは何度でも頑張って歩くことを選べる。生まれてきたことが怖くなくなる。
そしてこれも勝手な主観だけれど星を撒く人を好きになった私たちは、同じアイドルを好きになった人たちは、なんだかその星を大事に抱きとめるのが上手い人が多い気がする。みんなが彼らを、貰った星を、大事にしている。それがすごく素敵でなんだか安心できて大好きで、私はこうやってこの6人がつくる柔らかな世界が好きだなと何度でも思うし、本当に本当に偉そうだけれど今おなじような傷の中で星のない夜を歩く迷子のような人が、早く美 少年と出会うべくして出会う日がくるように勝手に祈っている。

と、なんかまた相変わらず抽象的な話ばかりしてしまいますがとりあえず今の私はとてもなすくんに会いたい。また会える日をわかっても、貰った星がまだ光ってても、会いたいものは会いたいのだ。会うって言う表現も人によっては違うのかもしれないけれど。
休演だと最初から分かっていた年は、仕方のないものだし前後全部誕生日!の気持ちでいた(?)
でも、会えるはずだったのに会えないと思うと、今年は今までで一番なすくんが恋しい気がするから不思議だった。不思議だよね。だってだってそもそもなすくんのこと知る前は、1月16日はただの平日だったのにね。それがこんなに特別な色をして、特になすくんをこの目に見たい日になるんだから不思議だ。不思議だし、すごい。一年の中でひときわ輝く大切な日をなすくんがくれたので、これもやっぱり星を撒くということなんだなと思う。365日の中で星のマークが貼られたような、いっとうぴかぴか光る1日。ちゃんとこの寂しさごと大事にしたいな、と思う。来年にはこの日のことを心の宝箱の中からごそごそとああそうそうこれこれ、この時の私はねって取り出して慈しみたいなと信じている。
綺麗になすくんのことを思う時も、ちょっと苦しく思う時も、ひとしく心が動いて光ってるからすごい。

何度でも言いたい。私の好きになったアイドルは、星みたいな男の子。21歳の、星を撒ける男の子。
月の光が強く当たると、そのあたりはむしろ仄暗くブルーグレイに見える時があるらしい。自分の手元が青白く感じても、本当は頭上にものすごい黄金色の光がさしていることを、私は忘れないようにしたい。そして勝手に、本当に勝手だけど、なすくんもどうか忘れないでほしいなと勝手に思う。自分の手の中が覚束なく思える時があっても、光がわからなくなっても、なすくんにはいつでも光が差している。青色は光の色。頭上に、足元に、振り返った先に、目の前に、手のひらの上や胸の中に、ずっとずっと光が満ちてる。なすくんが生きる世界には後ろにも前にも光しかないです、光の国に生まれているので。

自分を燃料にあんなに光ってくれる男の子が、こんなにたくさんの私たちに光を撒いてくれること、奇跡みたいに凄いことで、誰だってできることじゃない。ほんとにすごい。とっておきのとびきりの人だ。スーパーキラキラアイドルだ。
大人は強い。だから、足を力を経験を手に入れて素敵な大人になっていくなすくんはすっごく強い。でも、子どもの心も何より強い。だから、子どもの頃の夢を抱き続けて目指せるなすくんは何より強い。
スーパーキラキラアイドル、子どもの無垢さと強さと真理をきらめかせたようなその響きが本当に本当に大好きで、私たちとなすくんとみんなの間の魔法の合言葉みたいで、だから、その言葉を手に取っているなすくんは無敵だから、ずっとそれを剣に盾にして走り続けてほしい。

20歳も、元気で、笑って、ここにいてくれてありがとう。夢を選んで、光を見てくれてありがとう。出会わせてくれてありがとう。
こんなにも大事な宝物のこの星を守る力は私にはなくて、私は撒かれた星を抱きとめてただ生きることしかできないけれど、でも、それでも、その星が光ってること、唯一だってことをずっとこうやって叫び続けたい。
元気で、笑って、幸せでいてほしい。

こうやって想うことが宝物になって、会えなかったこの1日も星のように思えるのだから、やっぱり生きることも好きも光るんです。
光ってるから、うれしいね。
出会えてうれしい。光ってくれるのはなすくんの力で、見つけたのは私の偶然の運命のような力で、だから私は今日もこんなにも光る人を見つけられた私が自分で嬉しい。勝手に誇らしくて、幸せで、また今日も世界のことがちゃんと好きになる。なすくんに会えた大好きな世界だから私もまた頑張れて、頑張って仕事をしている時に、家に帰って灯りをつけたその時に、私が今いる光もどこか遠くのタワーから見たら星に見える。そうして星を撒く人になる。
そうやって、会いたいな〜って思いながら頑張って生きる毎日と、やっと会えた祝祭のような1日は繋がっている。今日この愛しい誕生日も、また来年の愛しい新しい日に繋がっている。苦しい好きも嬉しい好きも、いいもわるいも、好きは全部繋がってる。繋がりの中で星を撒きながら、そうして生きていくことを私はきっと愛って呼ぶのだ。

本当に本当におめでとう、たくさんたくさんありがとう!
なすくんが元気で幸せでいますように!