井戸が眠る

なすくんが笑ってるから今日も五億の星が笑って見える

38万キロ越えたっていい

 

今年ももう終わるわけです。早い、早いねえ。歳を重ねるほど時が経つのが早くなるのは、やっぱり生きて重ねた母数が大きくなるからなんだろうか。比例して、なすくんと過ごす時間もどんどん早く過ぎていきますね。

なかなか表に浮上するタイミングがなくなってしまったんですが元気に生きてます。

 

2023年のなすくんさ、

顔が良かったよね……

なんかなすくんって最初からめっちゃ完成した顔をしていたじゃないですか。こんなこと書きたくもないけど多分同じ時代を生きてきた同担さんなら何度も何度も「あの頃がピーク」とかセンスない言葉を見かけてしまったことがきっと何度かあるくらい、なすくんは始めからかっこいい男の子だった。あまりに始まりが鮮烈な輝きだったから、私はそんな意見を聞くたびにぐぬ…あれが眩しかったのは知ってるしわかってるけど、でも私はいつだって今が一番好きだし…今がピークだし…ふん…ってなっていたんですけど、でもさ、今年はあまりにかっこよくて「いえ〜い!ピークとか言ってた人たち、見てる〜!?!?」って言わないけど大声で全世界に言いたくなるくらい本当に格好良かった(ごめん)。

 

もう何年もなすくんを見ているのに、新鮮に「えっ、なにこのかっこいい男の子……」ってびっくりしてしまうくらい2023年のなすくんはかっこよくて綺麗で、髪の毛に反射する光は天使が宿っているようで、瞳は深く貫くようで、私が芸術家だったらその場で生涯を捧げていただろうくらいうつくしかった。内側から発光していた。ほんと、かっこ かっこよいんだよ〜〜留まらないかっこよさ。まだ上があったんですか!?になる。なんか今年好きになった人みたいな今更な話してないですか?って文字打ちながら私も思ってるけど、今年好きになった人状態になって打ちのめされちゃうくらいかっこいいのって凄いと思う。

 

空気の全てが似合うwhite loveから始まった一年、イントロの柔らかさと光が溢れ出したテレビ画面を見て、私はこの一年の幸福を約束されたような気持ちになった。

帝劇、にこにこしてて本当に可愛かったな〜やっぱり私は冬の帝劇が大好き。舞台になると特に唇がぷるぷるになるなすくんが大好き。二階席の方を見上げる時に、瞳に綺麗に星が光るあの角度が大好き。会えなかったお誕生日だって、ちゃんとファンに優しい贈り物をくれて嬉しかった。

愛しい愛しいアリツア。オープニングから「デビューしたっけ?」ってくらい眩しくて愛しくて。美 少年さんの作る世界、やっぱり大好きだな〜って愛しくなった。台風ジェネレーション、本当によかったよね……あとブンシャカ、あれによって私たちはもう「あのブンシャカじゃないと満足できない身体」にされてしまったよね……6人が頑張ろうとしてるのがこんなにも空気で伝わってくるの、すごかったな〜上手さとか激しさだけじゃない、あの気迫のような空気に私は圧倒されてしまった。私の好きになった星、すごすぎ…?の気持ちが湧き上がってきた。円盤待ってます。

夏のドラマ。繋いでくれてありがとう、の宝物。いつも夏は宝物みたいな夏。なすくんの涙、本当に本当によかった。苦しくなるくらい巻き戻して何度も観た。舞台の上でふいに溢れたそういう涙じゃなくて、演技として物語の中で泣くなすくんが愛しくて、リアルなのにでも全部が綺麗で、あれだけで映画が作れそうなくらいに光っていて、凄いなあってまたこの子のことを好きになった。EX、いわゆる「お客さんを呼べるスペシャルゲスト」のような立ち位置になすくんがなったのも積み重ねた時間を感じてしみじみしちゃった。もう初々しくてひよこみたいでかわいい男の子たちじゃなくて、誰かの夢の先に憧れられるような、頼れる素敵な先輩なんだよね。素敵だね。

少年たちも、理由付けが今までで一番わたしは美の優しさにしっくりくる設定でとっても好きだったな。なわとびの跳躍力低くてかわいかった。

ああそうラヴィット!幸せだったな、とびきりのご褒美を与えられたみたいな時間。嬉しくてかっこよくて、最高だった。24時間テレビも、過去の思い出とともに感慨深くて特別な心地だった。テレビも、雑誌も、たくさんありがとう。ブログも動画も、tiktokもありがとう〜

 

来年はどんな年末を迎えているんだろうって、去年の今頃も考えていて、やっぱり予想していた通り、考えてもなかったことばかり起こった。きっと来年もそう。色んなことがあったね。ファンも、世界も、傷ついてしまった人がたくさんいたね。でも、年末の今まとめるとね、私はなすくんのことが1年間ずっと大好きだった。振り返ると愛しかないのよ、不思議だね。

 

唐突だけど月ってね、1年に3.8cmずつ私たち地球から遠ざかってるんですって。本当はたくさんの隕石があたって傷だらけかもしれない裏側を隠して、いつだって同じ面を見せて、柔らかな光を反射させてくれている月は、少しずつ遠ざかる。

知っての通り私はなすくんのことを月や星や宇宙そのもののように感じているやばいオタクなので、今年はよくそんなことを考えていた。

3.8cm。そのくらいの距離に、かつてなすくんは確かにいたことがある。触れられる距離に立って、手を伸ばせばその手を合わせてくれるような、そんな距離にいたことがある。湾岸やクリエは気が付けば終わり、EXシアターは横浜アリーナになった。今だって運が良ければすぐ横の通路を通過することだってもちろんあるのは知ってるけれど(香水をつけてきてくれるなすくんは世界一すてきでかわいいひとだよ)、でもやっぱり、そうやってなすくんも、段々と遠くなる。もう何度も行ったことのあるはずのドームの会場に改めて美担として足を踏み入れた時、その大きさに私はくらくらした。この人はこれからここに立つ。そしていつか絶対にグループ単独でここを埋める。少しずつ、少しずつ遠くなっていく。

大きな人になっていくほど、見つめる視界に入る姿は小さくなる。当たり前のような矛盾のような不思議なこの事実を抱えながら生きること、昔の私だったら、やっぱり正直さみしかったと思う。寂しいというか、怖いが近いかも。なにが怖いんだよと言われたら上手く言えないけど、遠くなってしまうのが怖かった。

 

でも、少しずつ確実に遠ざかるなすくんを実際に目の当たりにすると、小さくはなったけど、それはただの距離の問題で、むしろ日常のそこかしこ、生活の身近にあの子はいた。テレビの中に、ふと寄った薬局の化粧品コーナーに、人との会話の中に、そして私の心にも、前よりもすごくなすくんが生活に溶け込んでいる。なんかもうここまでくると私にとってなすくんって自担♡というより人生を頑張るための共闘者のような存在に勝手になっていて、なすくんが頑張っている姿を見ながら「がんばれ!!」って大きな声で思って応援しているのは変わらない事実だけどそれ以上に「私も頑張るね」って静かに誓いたくなるような、そういう存在、そういう好きに気が付けばなっていた。すごい、すごいな。これはね、なすくんが素敵だからだよ。人に何かを与えられる人。それはなすくんの努力が奥深くて、なすくんが豊かな人だから。

 

色んなことがあった時、それでも私は私の思い出やなすくんに貰ったものをそっと覗いてみたら、そこにはびっくりするくらい愛しかなかった。多分ね、多分だけどね、もっと早かったらだめだった。もっと遅くても、逆に遠ざかりすぎてダメだったりしたのかも。でもとにもかくにも今の私が思い返すものは愛しかなかった。私の知ってるものはなんにも嘘じゃなくて、全部紛うことないただの愛だった。

落胆に簡単に天秤が傾くには、反対側に愛や救いや貰ったものや時間が乗りすぎていた。これをね、強がりや盲目じゃなくて、私は信頼と呼ぶんです。私は私の好きを、見つめた時間を、なすくんのことを信じていて、ただただなすくんが好きだった。大好きよりもずっと好き。

 

3.8cmどころか、きっと物凄い速さでなすくんは遠ざかっていく。私はそれをファンとして追いかけながら、でも自分の速度で、自分の道を歩いている。私たちはそれぞれ柔らかく遠ざかっていく。そうして今、気が付けば私となすくんの間にあるちょうどいい距離。確かに前より遠い。確かに前より、見えないところも増えた気がする。でも、これは時間と思い出と心の積み重ねでできた、一番ちょうどいい愛しい距離だった。ちょうどいい引力でくるくると回ってたい。たくさんたくさん、歩いてきたね。遠ざかることは離別じゃないのだ。それを私は、この子と会って初めて知った。

崩れることも転がり落ちることもなく、ちょうど良い引力で引き合って、支えられて、私は今日も人生を2本の足でちゃんと立てている。だから、遠くなることはもう私にとって怖いことではない。

 

同じ時期に好きになった大切な友だちと「遠くで光ってるのを見るのが今は一番いとしい」の話を今年していた。本当にそうだ、そうなんだよって、心にすとんと綺麗にはまった。

遠くなるほどなすくんの光は強くなって、広く広く照らしてくれるようになる。だから、見上げた時に「遠くて小さくなっちゃったなあ」って思うんじゃなくて、見上げる度に私は「どこにいてもなすくんがいてくれる!」って思えるようになった。そして、遠い、私が見られないところで、私の知らない誰かがそのひだまりに救われるのだ。それは凄いこと。愛しくて、おおきくて、素敵なこと。

だから、遠く、遠くまで羽ばたいてほしい。いちばん大きな星になって、世界全部をだいじょうぶにしちゃってほしい。誰かの放つ言葉の矢が、面白がって投げられる石が、小さくてささいなものになるくらい、大きな光であれば良い。それは全肯定で何もかも許されていてとか、すべてを無視して都合よくひた進めとか、そういうことじゃあないのだ。傷なんて、私がなにをどうしようとその裏側にとっくについてる。だから、それでも光ってくれるなら、どこまでもいってほしい。

大好きな人。かわいいひと。あんなにたくさん綺麗な星がある宇宙の中で、私が見つけて選んだ宝物。こんなことを言ってたって、引力が崩れて、勝手に苦しくなる日がまたくるかもしれないね。でもその時は私が私の心を整えて、またちょうどいい引力でいられる場所を探すだけだから、だからなすくんはどんどんその先へ行けば良い。遠く、大きく、光のとこにいてほしい。私もその光に負けないから、頑張って生きてみせるから。

 

2023年もたくさんたくさんありがとう。昨日も大好きだったし今日も大好きだし明日も大好きなので、きっと2024も何があったって愛の年になるんだろうと思います。

あったかく過ごしてね、寝られる時にゆっくり寝てね、美味しいものたくさん食べてたくさんたくさん笑っていてね。突き詰めると今年も来年もやっぱり願いはそれだけなんです。幸せでいてね、光のとこにいてね。世界中のすべての祝福に照らされて、スーパー幸せになっちゃおうね。

 

来年もまた会えるのを楽しみに待ってよう〜!

あ、円盤も待ってます。